今回は、「新規就農者を応援!元アスリートの農家デビューに密着!師匠のシャインマスカットはどこのものよりも美味しい」というアウルの新規就農者応援企画にて、アウルの先輩生産者として携わっていただいたBettim farmの篠原仁一郎さんにインタビューをしました。
Bettim farm (ベッティムファーム) 篠原仁一朗さん

香川県まんのう町羽間地区で農薬不使用の「はざまいちじく」を栽培。約150年の歴史のある「はざまいちじく」を栽培している師匠に出会い後継者不足を問題視し、受け継いだ。
小学校から社会人まで20年間プロ野球選手を目指す。
現在は、平均年齢約26歳という若い農家のチームを作り、栽培・販売など経営を行っている。
座右の銘は「生涯青春」
篠原さんが考える青春とは・・・「青春=本気になれること=篠原さんにとってそれは農業」
きっかけ
ーーー農業を始めたきっかけを教えてください。
歴史のある「はざまいちじく」の後継者不足を問題視し、受け継ぎました。
起業したいという思いがもともとあったので初めはビジネスとしての農業でした。その後に、地域ブランドを守りたいと思い、農家になりました。
とあるきっかけから「はざまいちじく」のことを知り、師匠と仲良くなって感銘を受けて「はざまいちじく」を受け継ぐことになりました。
こだわり
ーーー篠原さんのこだわりを教えてください。
‐量より質‐
量より質にこだわっています。「はざまいちじく」は惜しみなく枝を切って、間隔をあけ、丁寧にひとつひとつ育てています。これらが質に繋がります。
農業を経営していくうえで生産量(=出荷量)より質をいかにあげるかを考えています。
少しでも疑いがあるものは出荷しておらず、見た目は完璧でないけど味は間違いないものは地元のケーキ屋さんに販売しています。
そして、味を崩さないために、出荷量を抑えてでも量より質を求め、決して妥協しない。その中で大事なものはメンタルです。強いメンタルを持ってないと農家はできません。

EC販売について
ーーーEC販売を行っていて嬉しかったことを教えてください。
EC販売は唯一お客様と繋がれる場所です。
レビューは毎日チェックしていて、販売先のお客様への気遣いを大切にしています。
天候に左右されて出荷できない際はお客様ひとりひとりに丁寧な対応を行いました。そして、県外に住んでいる方から「子供の時食べたはざまいちじくの味が忘れられなくて、ECサイトで見つけて購入した。」と言われたときはとても嬉しかったです。
地元に来なくても食べられること、地元以外の方にファンになってもらえることがECサイトの良さだと思います。

今後について
ーーー「篠原さんの今後の展望を聞かせてください。」
香川県はまだまだ後継者不足だと思います。香川県は若い方が多く地元に残っている印象があり、若い方が農業を切り開いていくと良いなと考えています。
「農業において」
自分はこの3年間現場でやってきていろんなものが見えてきました。仕組みが分かりました。農業界を明るくしていきたいです!!
いちじくの生産期間は3ヶ月しかないから集中して行い、その他の時間で農業における仕組みを作りたいです。農業をやる仕組みを考えたいです。
「いちじくについて」
出荷量を増やすことを目標にしています。食べたいと思ってくれる人を増やし、食べたいと思ってくれる人みんなに届けたいです。
作ることだけが農業でないと思っています。